他人の言ったことに対するネガティブ反応3選 第一回

カウンセリング

他者の発言により劣等感を発動させてしまい、なかなか相手を認められないってこと、ありませんか?

今回は、他者の行動からでてくる劣等感について、ちょっと考えていることを書きたいと思います。

まずは前提となる「たとえ話」からお送りしますね(*‘∀‘)

【「Aさん」と「Bさん」がいます】

Aさんと言う人がいます。

Aさんはストイックな方です。

Aさんにはいつか自分で起業をという、将来の目標が明確にあります。

いつも前向き!正義感も強い!

朝6時には起きて瞑想と筋トレ、そのあとはしっかり朝食をとって、カフェに行き一日のスケジュールを決めて、仕事に向かい、必ず仕事を目標点までこなし、バランスの取れた食事もして、夜はなるべく11時には就寝…と、自分の計画を死守し、目標に向かってやっています。

それはBさんにはとてもできないようなことです。

Bさんはいつもその場しのぎ。計画性も自分ではないと感じています。

仕事の内容は嫌いではないけれども、なかなか成績も出ずおぼつかない状態でです。

「みんなに迷惑かけちゃってるなあ」「自分はみんなのようにできないな」と一人で焦ったり、落ち込んだりしています。

Bさんにとっては、Aさんは理想の人生を送ってると見えて、あこがれの人です。

ある日、BさんはAさんに「私もなにか将来の設計を立てたい!」と相談したところ、

Aさんは快く相談に乗ってくれたのですが、最後にニコッと笑いながら

「目標を立てたのなら、あなたも私のように計画を立ててやらなくちゃ、成功しないよ」

と言いました。

【Bさんのネガティブな行動3つ】

その時、「Bさん」が取りがちなマイナス態度と、心の動きについて考えてみたいと思います。

マイナスな態度としてのパターンは、3つ。

・①「私にはできないなあ」(自信喪失)

・②「おしつけられて嫌な感じ」(相手の怒り)

・③「私とは違う生き方だね」(距離を取る・引く)

この3つを例に挙げてみたいと思います。

もしちょっと違っていたとしても、この3パターンの一番近いものに、寄せてみていただけると助かります。

ひとつずつ、心の動きを見ていきましょう。

・①「私にはできないなあ」という気持ちについて

「私はそこまでできないから、Aさんのようには成功できない」という

「比較対象がでてきたことにより自己評価を低くとってしまう」心がうまれ、

Aさんを見ると、いつも自分を問われている気持ちになるので、

結果、怖気づくような態度がうまれる。

・②「おしつけられて嫌な感じ」という気持ちについて

「私はそこまでできないのに、その気持ちをわかってくれていないようだ、あなたの気持ちを受け入れられない自分が、まるであなたに責められている感じがする」という

「理解してくれない相手へ怒りを向ける」心が生まれ、

Aさんを見ると、わかってほしい(わかってくれない)気持ちがいつもくすぶるので、

結果、敬遠するという態度がうまれる。

これって考えてみれは大変理不尽な考え方なんですが、結構やりがちな考えです。

・③「私とは違う生き方だね」という気持ちについて

「私はあなたとは違う。私はそれをやろうとは思わないし、なんなら思えない。あなたのことを100%受け入れられない自分は、どこか冷たい人間なんじゃないか」という

「相手を受け入れられない罪悪感」のためにAさんとの距離を感じてしまう。

もしくは

「私の生き方に迎合できないあなたを、私はそれでも生き生きしているととらえる。どうしてこの世に違う論理が存在しているか」という

自分の論理を揺るがす危機感(自信のなさ・自信をおびやかす)」のために自身で距離をとってしまう。

まとめて言ってしまえば

Aさんと同じようなことをできない気持ちが、

比較として劣等感を生んだことにより

マイナスな心を動かしている、という事になります。

こうしてまとめてしまうと、身も蓋もありませんね…。

すみません。

かくいう私も、

このような気持ちを何年もグルグルめぐっていたので、

Bさんの気持ちが目に染みるほどわかります!

では、どのように受け入れたらマイナスな心の動きを防ぐことができ、他人に惑わされることなく且つ他人を受け入れて生きていけるのかを、第二回に事細かに書いていこうと思います。

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